Let's "DOBUROKU"  
   
    
「どぶろくは文化だ」  by 石田純一

      
1.材料 2.仕込み開始 3.イースト投入
4.アルコール発生中 5.絞り 6.注意事項 なみふじHOME 自ビールのページ
「どぶろく」である。
酒屋で売ってる「濁り酒」とはまた一味違う、日本古来の素朴な酒。
昔から、家庭で作る酒として親しまれてきたものなので、造り方はいたって簡単。
日本の家庭ならどこにでもある道具と材料で手軽に「ちょいちょい」と造れてしまいます。
さあ、アナタも今すぐ始めよう! レッツどぶろく! ビバどぶろく!
とか言いながら、実は私、去年2回トライして2回とも失敗している過去がある。
「どぶろくなんて、ビール作ってる俺にとっては屁みたいなものじゃ〜ん。失敗なんてありえな〜い。」
と、ギャル言葉で完全にナメ切って適当なレシピで作ったところ、強烈に酸っぱい「胃液」のような液体が出来上がってしまった。

今回は、その反省に基き、初心に帰って謙虚な気持ちで仕込んでみたい。

1.材料              次へ

まずは必要な道具と材料。 
奥さん、これだけですよ、これだけ。(竹村健一風に)
左上より:
米(3合)、イースト(酵母)、米麹(300g〜400g)、
梅酒ビン(3リッター前後)
プレーンヨーグルト(おおさじ1)。
乳酸菌が生きているものが必要。
今回は我が家で培養中のカスピ海ヨーグルトを使用。
イーストは、パン焼き用のドライイーストでOK。 自ビール醸造用のイースト(ネット通販可)があればなお良し。
(市販の酒粕で代用しても出来た、という報告もあり。) 

米麹は、たいがいのスーパーで売ってます。200g入りの袋が300円くらい。

梅酒ビンが無ければ、フタが出来て、3リッターくらいの容量がある入れ物なら何でもOK。
(ガラスか陶器、ホーローが良い。金属製はいろいろ問題があるのでやめたほうが吉。)
ヨーグルトが意外に感じるかもしれないが、これは発酵の初期段階で乳酸発酵させ、
雑菌の発生を抑えるためのもの。
酒に適度な酸味が加わり、風味を上げる意味もある。(入れすぎると「胃液」になってしまうので注意)


2.仕込み開始   (初日)               次へ   前へ

さあ、まずは米を炊こう。
普通に研いだ米3合を、水加減少なめにして炊飯器で炊く。 目安は、2合炊きと同じ水加減。
これで「硬めの蒸し米に近い状態」で炊き上がる。
        *日本酒をおちょこ一杯くらい加えて炊くと芯まで火が通る。*

炊きあがったら、いよいよ仕込み開始。

あらかじめ梅酒ビンやシャモジ、スプーンなどはキレイに洗っておく。
出来ればアルコール消毒しておくと完璧。

炊きあがった米をしゃもじで梅酒ビンに移す。
冷ます必要は無い。
その上から冷たい水(ミネラルウォーターならなお良し)
を1〜1.2Lドバドバと注ぐ。
量は目分量。これで温度が適温に下がる。
固まっている米麹を、手で細かく揉みほぐす。
適当で良い。

ほぐした米麹をバラバラと投入する。
ヨーグルトを大さじ1加えたら、 混ぜる! 混ぜる!
これでとりあえず一日目の仕込みは終了。
水が少ないかな?くらいでちょうど良い。
この状態で一晩寝かせ、麹菌と乳酸菌に存分に働いてもらう。
一晩寝かせた「モト」は、こんな感じになっていれば良し。
これは要するに「甘酒」である。 ちょっと味見してみよう。 少し酸味のある絶妙の味わいでおいしい。
     *(注)唾液が「モト」に混ざると雑菌が繁殖してしまうので、味見するときはスプーンですくう等、直接口が触れないようにすること!*
一晩寝かせた「モト」。
要するに、酸味の利いた甘酒である。

ぜひ味見を!

3.イースト(酵母)投入   (2日目)                次へ   前へ

さあ、いよいよ発酵工程だ。
といっても、ドライイーストを水で戻して投入し、混ぜるだけ。 いたって簡単。
ここでは、ビール醸造用のイーストを使う場合の方法を解説します。
パン用のイーストの場合は・・・良く分からないので説明書に従がってくだはい。
要するにイーストが生き返って活性化すれば良し。
小さめのガラス容器に少量の水(100cc前後)を入れ、
ラップをかけてレンジで2分チンする。
その後、ラップをかけたまま2時間くらい放置し、
完全に冷ます。 これで水中の雑菌が死滅する。
水が完全に冷めたら、ドライイーストを
水面にパラパラと撒く。
イーストを撒いたら、再びラップしてしばらく置く。
甘い香りが漂い、泡が出てくれば戻し完了。

イーストが戻ったら、きれいなスプーンでかき混ぜながら梅酒ビンの中の「モト」に加え、オタマで良く掻き混ぜる。
混ぜる際は、雑菌が入らないよう、手を洗い、キレイなオタマ等で手早く混ぜること。

混ぜ終わったらフタを緩く締めて「寝かせ」の工程に入る。
梅酒ビンの場合、中栓を緩くはめた状態で外蓋を緩く締める。
あるいはラップをかぶせて輪ゴムでとめる。 これくらい「緩く」蓋をするのがポイント。
       *アルコール発酵が始まると炭酸ガスが多量に発生するので、密封してしまうと「爆発」します!*

4.アルコール発生中   3日〜4日寝かすべし。            次へ   前へ

ここまで終われば後は3日くらいそのまま寝かせれば完成。
味とアルコール度数が日々変化するので、1日1回味見してみよう。
その際、オタマで軽く攪拌してやるとなお良し。
  (空気を多量に巻き込むと酸化してしまうので、ゆるやかに混ぜること)
発酵2日目。
かなりドロドロ状態。
まだ泡はそれほど出ていない。
発酵3日目。
表面に泡がブクブクと出てきた。
明らかにアルコールの香りが漂う
発酵4日目。
フタを空けると「むっ」とアルコールが鼻を衝く。

そろそろ頃合い。

5.絞り    いよいよ完成だ!                        次へ   前へ

順調に行けば、イースト投入から4日くらいでほぼ完成。 最終の「絞り」工程に入る。
これ以上寝かせても、「酢」になる危険性が増すだけ。
ドブロクの持ち味は「フレッシュな風味と香り」と心得よ!(あるある風に)

金ザル、ボール、オタマなどはきれいに洗って(出来ればアルコール消毒して)からやること。
発酵4日目のドブロクを、ザルで濾す。
ここでは、ステンのボールの上に金ザルを置き、
そこに出来上がったドブロクを注ぐ方法でやる。
この方法が一番簡単。
布巾で濾す方法もあるが、なかなか濾せなくて大変。

金ザルに注いだドブロクの上からオタマを
ギュッ、ギュッと押し付け、絞り込む。
下に溜まった液体が完成品のドブロクだ!

絞りカスは湯で延ばして甘酒にしよう。
次回仕込みのモトにするのも良し
絞りたてのドブロク。
どろりとした舌触りと芳醇でフレッシュな香りが最高!
よく冷やして飲むべし!

6.注意事項   これであなたもドブロクマスター!           前へ

ようやく出来ました。 めでたしめでたし。
あとは冷やして飲むだけ。

では、最後に注意事項をいくつか。


@器具はキレイに洗って、出来ればアルコール消毒してから使うべし!
   酒造りは微生物が主役。 余分な微生物(雑菌等)がはびこらないように細心の注意を。
   まあ、ドブロク程度なら、アルコール消毒までしなくてもそこそこのものは出来ますが。

A最初は「ちょっと水少ないか?」くらいでOK。
   発酵が進んでくると水分は自然に出てきます。
   最初から水が多いと、薄くて酸っぱい液体になってしまうので注意。

B発酵中は爆発に注意!
   アルコール発酵中は大量の炭酸ガスが出ます。
   くれぐれも容器を密閉しないように。 最悪、爆発します。 マジで。

C絞った後も密閉は厳禁!
   酒粕を絞って完成したドブロクも、まだ微妙な発酵が続いています。
   酒瓶などで保存する時は、ユルめにフタをすること。
   フタをきっちり閉めてしまうと、やはり爆発の危険あり。

D絞りカス(酒粕)も利用価値大!
   絞りカスは、栄養分豊富な酒粕です。
   湯で延ばして甘酒にすると美味。 粕汁にしてもいいかも。
   酵母も大量に残っているので、ラップで包んで冷凍し、次回の仕込みのイーストとして使うことも可。
   この場合、酵母は35度以上の高温では死んでしまうので、レンジで解凍は厳禁。

いやあ、酒造りって、本当に楽しいですね。


ではみなさん、
Let's 密造!!  by Your Own Risk.
(わが国の酒税法では無許可で1%以上のアルコール飲料を作ることは禁止されています) →これが最大の注意事項だったりして・・・。

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